一撃備忘録

Cutoff 撮影記録

指宿枕崎線 マヤ検

2023年10月22日 指宿枕崎線(EOS R5)

マヤ34の後継となるBE220が出場しました。多くは語りませんが、少なくともコレを目的に九州へ渡ることはないでしょう。終焉近しということで、一度は撮りたかった指宿マヤ検を強襲してきました。

南端を目指すにあたっては空路も検討しましたが、オープンチェックの煩わしさもあり新幹線に。今や知る人ぞという儀式ですが、空港のX線検査でフィルムが感光しないよう、X線を通さずに職員の手で確認してもらうのが、オープンチェックです。一応、ISO100は感光しないとされてはいるものの、万が一を考えると怖くて通せません。だから職員の方にお願いするのですが、フィルムが珍しくなった昨今、オープンチェックをお願いしても若い方は「??」という反応もしばしば。更にカメラに装填済の分については、空シャッターを切って不審物でないことを証明しなければなりません。フィルムが安価だった一昔前なら気にも留めませんでしたが、今や一カット500円超の時代。混み合うレーンで手を煩わせる申し訳なさもあって、できれば陸路を選択したい、というのが絶滅危惧種となったフィルム派鉄ちゃんの心情なのであります。

そんなこんなで乗り込んだ指宿枕崎線。メインの撮りたかった水成川のカットはバケの現像を待つとして、デジ分から茶畑の一枚をアップします。復路は残念ながら曇ったものの、気持ちを切り替えて追走。南薩らしい茶畑にどうにか滑り込むことができました。